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地震体験談(被災経験談)
悲惨な経験を忘れずに。防災に役立てましょう。


福井地震 被災談② 突然の出来事、そして悲鳴

被災地:福井市新保

大野市から仕事帰りで京福電車の中だった。永平寺参拝帰りの団体客ですし詰め状態の車両は、福井市新保辺りで、何の前触れもなく横転した。

悲鳴とともに一気に折り重なる乗客。座席のお年寄り数人が窓から上半身を投げ出されたまま、車両の下敷きになった。乗客の足だけが車内に残されて痙攣(けいれん)しているのが見えた。
 何とか抜け出し1時間歩いてようやく自宅のある片町にたどりついたころには、国際劇場に火の手が迫っていた。燃え移るのが分かっていても、重くのしかかったがれきをどけることができない。救出は時間との戦いだった。『ごめんな』と置き去りにされて、焼け死んだ人間が何人いたことか。戦後の市民に安らぎを与えた娯楽の殿堂は、最も悲惨な現場だった。

あれから、60年余り経っても、まだ実際に起こった惨劇の10分の1も語られていない。実際に福井が経験した事実として、もう一度振り返り、地震に備えて何を心掛けておくべきか、みんなが答えを見つけてほしいと強く願う。

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作成者:
地震体験・被災経験
日付:
2009年9月17日 um 5:40 PM
カテゴリー:
福井地震(1948年)
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